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篠

Author:篠

初めまして。一般小説の感想を掲載しています(別館ではBL小説・BLCDの感想を掲載しています)

好きな作家は、
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・宮部みゆき
・福井晴敏
・綿矢りさ
などです(敬称略)

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世界の終わり、あるいは始まり / 歌野晶午



◆世界の終わり、あるいは始まり / 歌野晶午◆

東京近郊で連続する誘拐殺人事件。誘拐された子供はみな、身代金の受け渡しの前に銃で殺害されており、その残虐な手口で世間を騒がせていた。
そんな中、富樫修は小学六年生の息子・雄介の部屋から被害者の父親の名刺を発見してしまう。
息子が誘拐事件に関わりを持っているのではないか?恐るべき疑惑はやがて確信へと変わり…。
既存のミステリの枠を超越した、崩壊と再生を描く衝撃の問題作。

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なんとも評価の付けがたい作品。恩田陸の「六番目の小夜子」に通じる、後味の悪い感触が残ります。
ミステリーとしての解決がされておらず、途中から、完全に主人公の妄想ばかりとなってしまいます。「もし息子が犯罪者だったら」という父親の心理を描きたかったのかもしれませんが、あれやこれやと想像するだけの話にはなんの進展もなく、もしそういった心理を描きたかったなら、「子供が犯罪者だった。さて、親としてどうするか」という形で描いた方が、よっぽどよかったのではないでしょうか。

結局、歌野さんが描きたかったのは「心理」ではなく、「トリック」だったのでしょう。
確かに、読んでいてものの見事に騙される叙述トリックは秀逸で、その多重構造の気持ち悪さから、現実と虚構の区別が付かなくなります。
しかし、結局はそれだけ。

トリックを描きたかっただけで、他の内容は全てトリックを成り立たせるための道具でしかないという作風が伝わってきます。
こういった描き方には、正直だいぶ疑問を抱きました。
妄想の多重構造は面白いかもしれませんが、特に印象に残る作品でもなく、時間の無駄だったという感じが否めません。これよりも自分の評価が低い小説はありますが、そちらは逆に印象に残っていたりもするので、ある意味こちらの方が低評価なのかも。
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「まあそう焦るな。何かがあるのはこれからだ」(本文より)  東京近郊で連続する誘拐殺人事件。誘拐された子供はみな、身代金の受け渡しの前に銃で殺害されており、その残虐な手口で世間を騒がせていた。そんな中、富樫修は小学六年生の息子・雄介の部屋から被害者の父...
2009/07/03 19:11 | 今夜、地球の裏側で
歌野晶午 『世界の終り。あるいは始まり』(角川文庫)、読了。 前回、『葉桜~』を読んだ時はまんまと騙されてしまいましたが、 本作は叙...
2010/01/30 20:32 | 観・読・聴・験 備忘録
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