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篠

Author:篠

初めまして。一般小説の感想を掲載しています(別館ではBL小説・BLCDの感想を掲載しています)

好きな作家は、
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・綿矢りさ
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グロテスク(上・下) / 桐野夏生

 

◆グロテスク(上・下) / 桐野夏生◆

名門Q女子高に渦巻く女子高生たちの悪意と欺瞞。「ここは嫌らしいほどの階級社会なのよ」。
悪魔的な美貌を持つニンフォマニアのユリコ、競争心をむき出しにし、孤立する途中入学組の和恵。ユリコの姉である“わたし”は二人を激しく憎み、陥れようとする。
圧倒的な筆致で現代女性の生を描ききった、桐野文学の金字塔。

就職先の一流企業でも挫折感を味わった和恵は、夜の女として渋谷の街角に立つようになる。そこでひたすらに男を求め続けて娼婦に身を落としたユリコと再会する。
「今に怪物を愛でる男が現れる。きっと、そいつはあたしたちを殺すわよ」。
“怪物”へと変貌し、輝きを放ちながら破滅へと突き進む、女たちの魂の軌跡。

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昨日は更新を休んでしまいました。少々疲れていたもので……。
今日は一日ゆっくり、本を読んだりゲームをしたりして過ごしていました。ようやく、桐野さんのグロテスクを読み終わったので、感想を。

この作品は、1997年3月8日に円山町で起きた、OL殺人事件を元に描いたそうです。
事件のことは覚えていないのですが、調べてみたところ、昼間は一流企業のエリート、夜は娼婦という二面性を持った被害者が、最後(最期?)にとった客に殺された、という事件だとか。
これは、作中の登場人物にしっかりと反映されていました。

グロテスクというタイトルの通り、人間の心の「醜さ」を描いているように思います。
様々な視点から語られる物語(言葉だったり、日記だったり)は、全て同一の「事実」に触れながらも、その語り手によって語られ方が少しずつ違っています(自分にとって都合の悪いことを除いて語ったり)。
自己中心的な人間の姿を描いている(「描き方」で)のでしょうか。
読み進めていくうちに、「こういった事実もあったのか」「それはおかしいだろう」、など、様々な思いを抱きました。一つの事柄に対しても人によって受け止め方が大きく異なることを、率直に描いています。
また、他にもいくつか描かれているものはありましたが、「人に見られることを気にする」姿がよく描かれていました。ついつい人の目を気にしがちだけれど、極端に気にするとこんな風になるのか……そんな思いが。

汲み取るものは読者によって違うとは思いますが、人間の所謂「悪」に属する行動・心理について、丁寧に描かれているように思います。もっとも、善悪の基準なんて曖昧なもの……なんて思っていたら、それすらも登場人物同士の対比(特に和恵とユリコ)によって描かれていて、先回りされた感じがしました……。

読後の感じは好き好きあるかと思いますが(スッキリとはしない)、様々な角度から様々なことを、いい加減ではない、しっかりとした書き方で描いているため、話に取り込まれると思います。
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