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篠

Author:篠

初めまして。一般小説の感想を掲載しています(別館ではBL小説・BLCDの感想を掲載しています)

好きな作家は、
・三浦しをん
・宮部みゆき
・福井晴敏
・綿矢りさ
などです(敬称略)

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秘密の花園 / 三浦しをん



◆秘密の花園 / 三浦しをん◆

私は、なにをしているんだろう。どうしたら「私」でいられるんだろう?
カトリック系女子高校に通う、三人の少女、那由多、淑子、翠。性格の異なる三人の「私」は、家族、学校、男たちの中にあって、それぞれが遠いはるかを、しずかに深くみつめている。「秘めごと」をかかえる彼女たちの微笑の裏側の自由。甘やかな痛みの底に眠る潔くも強靱な魂。自分を生き抜いていくために「私」が求めていたことは―。
記念碑的青春小説。

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比喩表現の多さが目立つ小説でした。非常に抽象的な文章が多く、「きみはポラリス」(→記事)のようにピンポイントで抽象的ならまだしも、作品全体が抽象的なので、少し読みにくかったです。読み解こうとするなら面白いとは思うのですが、この暑い時期にそんな気力は涌いてきませんでした……。

女子校に通う3人の生徒の視点を切り替えながら進行していきます(Aの視点→Bの視点→Cの視点……みたいな)。こういった手法はあまり見たことがないのですが(同じ時間に何人かの視点で描く、というのなら見かけますが)、割と読みやすかったです。
残念だったのは、各キャラの人物像・背景があまり掘り下げられていなかったこと。多感な思春期の女子高生を描いていることもあってか、語り手の内面が掘り下げられることが多く、代わりに、と言いますか、まわりの掘り下げは浅くなっていました。そこのバランスが少しもったいないかな。

文章の端々に、鋭い、攻撃的な文章が度々見られます。桐野さんの作品にも似た、少し毒のある仕上がり。
周囲の状況などについて疑問を抱くことの多い思春期という時期を扱うにあたって、その辺りが上手く描かれていると思いました。
甘ったるい恋愛要素の入った「青春小説」でも、みんなで協力して……などという、今時有り得ない(といっても、これは今の自分とまわりの状況からして、ですが)「青春」と扱ったものでもなく、非常に淡々とした、毒々しい「青春小説」です。逆にリアリティがありました。

明確な結末を迎えていないので、読後に少しスッキリとしない感じはあるかもしれませんが、学校という社会を、現代的に描いているように思います。作中人物とほぼ年齢が同じならば、その様子に、頷ける部分もあるのではないでしょうか(少なくとも自分はそうでした)。

余談ですが、この作品は3部作になっています(要は3人の視点を切り替えている、ということなのですが)。
で、そのうち、1人目の物語のラストの痛いこと痛いこと……。思わず、「やめて、頼むからやめてくれ」と呟いてしまいました……。男性ならわかるはず!
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顔に降りかかる雨 / 桐野夏生 | HOME | 桐野夏生さんに絞って注文!

Comment

TBありがとうございます
トラックバックありがとうございます!
こちらからもトラックバックさせてもらいました。
(間違って二つ送ってしまいました。スイマセン)

個人的にはあの毒加減が青春の一つの
鬱屈した形かなーと思ってました。

第一話目の最後のアレは……
たまりませんww
2009/07/16 20:52 | URL | むさ #ttGRZeK6 [ Edit ]
Re: TBありがとうございます
むさ様
コメントありがとうございます!
了解です。一つ削除しておきますね^^

青春といっても、キラキラしたイメージだけではないですからね……。
むしろ、あのドロドロした方が真のように思えてなりません。

ちょっと流石に自重してほしかった(笑)
2009/07/19 15:18 | URL | 篠(管理人) #- [ Edit ]

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(新潮文庫)クチコミを見る  ちょっとおバカなしをんさんのエッセイが読みたいと思って買ったんだと思う、たぶん。  読み始めようとする時、そういうふうに構えて本をとりながら、心の奥の方がっかりと反応したからだ。  でも、違う、これ小説だよ。  「がっ...
2009/07/16 20:49 | 日々のんぽり
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